自然に近い状態におくことも、鮮度を保つコツのひとつ。畑で栽培されていたときのように立てて保存しましょう。大根、ごぼう、ねぎ、白菜などは湿った新聞にくるんで立てかけておきます。 泥つきの野菜は、庭やベランダで土に埋めておくと長持ちします。
じゃがいも、さつまいもなどのイモ類は、冷蔵庫に入れると、でんぷんが老化して味が落ちます。バナナが黒ずんでしまうのも、冷温障害を起こすからです。冷蔵庫には入れないようにしましょう。他に、ごぼう、玉ねぎ、にんじん、かぼちゃ、キャベツ、にんにくなどは、包丁を入れていない状態なら冷蔵庫に入れずに、新聞紙に包むなどして冷暗所に置けば、十分に保存出来ます。マンションなど冷暗所が無い所は、ベランダに日陰を作って、箱を置いたりするのもオススメです。じゃがいもは、直接日光に当たらなくても、明るい所に置いただけで、表面が緑色に変わって苦くなってしまいます。
大根やかぶの葉は、付いたままにしておくと、根の水分をどんどん吸い上げて、根の部分がスカスカになってしまいます。葉を使う場合も、切り落として、別々に湿った新聞紙にくるんで保存しましょう。
肉や魚をそのまま冷凍庫にいれておくと、いざという時、解凍する時間もかかるし、調理するのがつい面倒に。あらかじめ下味を付けておけば、解凍して火を通すだけなので億劫になりません。お肉ならオリーブオイルやワインビネガーで下味をつけておくと冷蔵庫で3〜4日、冷凍庫なら1ヶ月先まで美味しく食べられます。また、魚はお酒でのばした白みそ(好みで砂糖を加えても良い)を塗ってラップでくるみ、さらにビニール袋で保存しておけば、2〜3日後には味がしみこんで食べ頃に。冷凍保存をする場合は密閉袋に。
キノコ類は冷凍できないと思いがちですが、茹でたり炒めたり、加熱処理をほどこしておくと冷凍保存が可能になります。茹でるのが面倒な場合は、熱湯をかけるだけでOK。冷凍用の密封袋に平らにしていれ、冷凍庫へ。キノコスパゲティなどを作る時、重宝します。